中学国語講師日記〜ipadで国語授業〜

ipadを活用した国語の授業や、教育情報など掲載します。

コロナ禍を機会に、学校を変えよう!

 8月5日締め切りで、教育課程の再提出を求められています。9月予定だった修学旅行は7月27日に中止を3年生と保護者に伝えました。10月の移動教室も中止。これで、今年度の行事と言えるものは、3月の卒業式だけになりました。

 教務主任は、例年の練習日程どおりの予定を作ってきました。(学校って、実施予定よりも先に日程が出てきます。よって、例年通りが毎年繰り返されます。)しかし、今年3月の卒業式は練習なしの本番だけ。それでも良い卒業式ができました。そう、練習などなくてもできるのです。では、練習はなんのためだったのでしょうか。誰一人間違えないように。お辞儀が揃うように。歌が少しでもうまくなるように…例年、慣例のように繰り返されてきました。

 3月に入ってから、授業はほとんどなくなり、救命救急法の講習、遠足、学年お楽しみ会に球技大会。ボランティア活動での清掃、そして毎日のように行われる卒業式の練習。これが中学3年生の3月です。なぜこうなっているのか。私が知る理由は、学年末試験が終わり、入試が終わると、授業がやりにくくなるからです。試験があるから、成績をつけられるから。生徒はそれらのため、先生の授業を受けていた。そして、それらの足かせがなくなったら、まともに授業ができる先生が少なくなります。授業中の生徒を、力で押さえつけていた先生。説明ばかりで面白くない先生。授業では生徒を惹きつけられないため、雑談でやり過ごす先生。こんな先生達をたくさん見てきました。そして、そういう先生たちが考えたのが、授業を減らし、行事を増やす方法なのです。

 さて、教務主任が持ってきた予定表に対して次のようにしようと提案しました。

 ○ 卒業式の学年練習は2時間。

 ○ 在校生の参加は、代表生徒のみ。

後は、「授業時間が減ったので、最後の最後まで授業をしよう。しっかりと、学力をつけてあげよう。」

 今年度は、これで行きます。ぜひ、みなさんの学校でも変えてみませんか。